この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
どう見ても二十代半ばから後半くらいの見た目なのに、国王様の側室第一号?ちょっと歳の計算が出来ない……、それならあの人実年齢何歳になるの?!
「そうだ。見た目はずっと変わっていないから父上達と同世代に見えないだろうが。側室の中でもハイデマリー殿が一番身分の高い家の出身だった。将来の王妃と言われ、そう教育されてきたし、本人もそう思っていたらしい」
だけど、国王様に王妃はいない。
つまり、だ。
「ずっと後宮の中にいるってこと……?」
「ああ」
ずっと後宮に居続けるのはなんて、そんなの、私なら耐えられない。引きこもりとは違って、あそこは出られない所だから。
私の表情から気持ちが伝わったのか、ローデリヒ様は冷たい声で否定した。
「同情する必要はない。ハイデマリー殿が決めたことだ。父上は何度かハイデマリー殿に下賜を勧めている。だが、断ったのは他ならぬ彼女だ」
「そうなんだ……」
なんで、居続けているんだろう?
国王様と同世代なら、子供が出来るのもそろそろリスクが伴ってくる頃なんじゃないだろうか?
「そして、ハイデマリー殿は母上が跡継ぎを産んだことを良く思っていない。ハイデマリー殿に関わらずだが……、かなり嫌がらせをされてきた。まあ、因縁の相手だ」
「怖……」
なんかすごいドロドロしてそう。後宮なんて入らなくてよかった……。正妻でよかった……。
「そうだ。見た目はずっと変わっていないから父上達と同世代に見えないだろうが。側室の中でもハイデマリー殿が一番身分の高い家の出身だった。将来の王妃と言われ、そう教育されてきたし、本人もそう思っていたらしい」
だけど、国王様に王妃はいない。
つまり、だ。
「ずっと後宮の中にいるってこと……?」
「ああ」
ずっと後宮に居続けるのはなんて、そんなの、私なら耐えられない。引きこもりとは違って、あそこは出られない所だから。
私の表情から気持ちが伝わったのか、ローデリヒ様は冷たい声で否定した。
「同情する必要はない。ハイデマリー殿が決めたことだ。父上は何度かハイデマリー殿に下賜を勧めている。だが、断ったのは他ならぬ彼女だ」
「そうなんだ……」
なんで、居続けているんだろう?
国王様と同世代なら、子供が出来るのもそろそろリスクが伴ってくる頃なんじゃないだろうか?
「そして、ハイデマリー殿は母上が跡継ぎを産んだことを良く思っていない。ハイデマリー殿に関わらずだが……、かなり嫌がらせをされてきた。まあ、因縁の相手だ」
「怖……」
なんかすごいドロドロしてそう。後宮なんて入らなくてよかった……。正妻でよかった……。