ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「ごめん。なんか美結らし過ぎて……うん、背丈的に美結の頭って俺の顎にちょうどいいんだよな」

「それって頭突きされるってこと? 嘘ってこと?」

「頭突きはされてもいい。さっきの分ね。でも、嘘だと思われるのはやだな」

嘘なんかじゃ、ないから。

「美結、行くぞ」

美結の腕を摑んだ。

「え――どこ?」

「話さなくちゃいけないヤツのとこ」

「は? ちょ……だからどこ――っ!」

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