ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】

「お前は美結の親じゃねーんだぞ。お前が美結を害悪総てから護れるなんて思ってねーだろうな?」

「………」

「思ってるんだな」

「……美結が傷つくのは、嫌だ」

それは、僕にはゆるせない。尚はため息をついた。

「……想はさ、例えば美結が傷ついても、癒してやれる立場は望まないのか?」

「―――」

いや、し……?


「どういう?」

「これから先、進路とか就職とか家族間のこととか、お前が立ち入れない場所で美結が傷ついたとき、傷ついてお前のところに帰って来た美結を、支えて立ち直る手助けをしてやれる位置ってこと」

あ……。

「尚……」

「あ? 文句あんのか」

「お前、実は何歳?」

「……喧嘩売ってんのかど天然」

< 91 / 289 >

この作品をシェア

pagetop