希空~空姫に希望を。~

「えっと…、次は安城さん?」


「だーかーらー!

 僕は守唄なの!安城じゃない!」


いや、安城でもあるだろ。



すかさず脳内でツッコミを入れるだけの余裕は残っていたようだ。




「それに僕じゃなくて旋矢が先だから!」


何故か守唄さんの中では順番が決まっていたらしい。



ビシッと守唄さんに指をさされた弓代さんが口を開く。



「俺は弓代旋矢。

 好きなもの…はMioriの歌だ。」


「ミオリ?」


聞き慣れない名前が出てきて、オレはつい聞き返してしまう。



「あぁ。

 テレビの露出は避けてたみてーだから知らねぇと思う。

 今は18歳のシンガーソングライターで、

 前髪の編み込みがチャームポイントで、

 目元をレースで隠した幻想的な美少女なんだぜ!」



「は、はぁ…」


聞き返したオレが悪いけど、正直興味ねぇ。



シンガーソングライターってアレだろ?


ロックな感じの曲歌わねーよな?




オレの趣味には合わねぇや。




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