浅葱の花びら
刀についた血を紙で拭き

ひとり屯所に戻る


山南が出迎えてくれた


「とりあえず、必要かなと思ったから
あと、何を支度したらいいかな?」


治療の支度が完璧だった


手で丸を書いた


「よかった!さぁ、水を飲んで休みなさい
忙しくなると休憩も出来ないからね」



遠慮なく座って水をのんだ



しばらくしてから

運び込まれた怪我人の治療に奮闘



総司の顔を見れたのは
翌日の朝だった


「徹夜、お疲れさま」

「藤太郎、あと交代で看させるさかい
寝ようか!」


山崎に頷き

総司に向かい合う



「僕は、残党狩りに行くから
ゆっくり寝てね!」



頷く




部屋に戻ると布団が敷いてあり
総司の優しさに微笑む





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