浅葱の花びら
部屋に入り、布団を敷く

総司はスヤスヤ眠っていた
普段なら目覚めるだろう

まだ体調が戻ってないんだな



灯りを消して、目を閉じれば
すぐに夢の中




翌日


目覚めると隣に総司はいなかった


起こせよ


と、思いつつ

布団を畳む




「余計なお世話です!!!
藤太郎がどうしたいのか、聞きもしないで
勝手に言いつけるなんて無神経です!」


総司が怒鳴る声を初めて聞いた



土方の部屋に行くと

「女中になりたい?」


総司の問いに首を横に振る


「ほら!」


「俺は、ならねぇかって聞いただけだ!」


「土方さんは、聞いたつもりでも
言いつけたようにとれるんだ!
ね?藤太郎!!」




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