先生の全部、俺で埋めてあげる。



どのくらいそうしてたんだろう。


先生は一向に泣き止む気配がなくて。


ふと空を見上げると夜空は澄み渡っていて、星がキレイに見える。


こんな満天の星空で俺たちは何をやってるんだろうなんて。


第三者から見ると俺が先生を泣かせているように見えてるのかなーとか。


割と冷静な自分がいる。




少しして、先生は次第に泣き止んで来て。


でもずっと


「ごめんね」


って謝ってて。


それは俺に対しての謝罪なのか、もういない恋人に対しての謝罪なのか分からないけど。


こんなに誰が思いっきり泣いている姿を見るのは初めてだった。




俺は女の子が泣くのがどうしても苦手で。


泣かれるとどうしていいか分からなかったけど。


でも今は、そんなことはどうでもよくなっていた。


ただ、先生を守ってあげたいって思うんだ。



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