先生の全部、俺で埋めてあげる。



10月15日(土)


風邪を引いた。


全然寝れなかった。


どうしよう。


里巳くんに抱きしめられた感覚がずっと残っている。


里巳くんの唇の感覚もずっと。


ダメだって分かってるのに。


里巳くんのことが頭から離れない。




10月17日(月)


どんな顔をして里巳くんに会えばいいのか分からなかった。


家に忘れていったブレザーを返したいのに、なんて声をかければいいか分からない。


図書館にも行かなかった。


里巳くんがいたらどんな顔をすればいいか分からないから、逃げるしかなかった。



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