先生の全部、俺で埋めてあげる。



初めて会った時から先生が好きだった。


誰にも興味を持てなかった俺が、初めて興味を持てた人。




最初はただ、同じ空間にいれるだけで。


それだけでよかった。




でも、
先生の優しさに触れて。


温かさを感じて。




いつの間にか俺は貪欲になっていた。






先生にもっと近づきたい。




先生のこともっと知りたい。




先生もひょっとしたら俺のこと…


なんてありえない妄想までして。




俺は先生のことが、どうしようもないくらい好きなんだ。



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