二人の男子に猛アプローチされてます！

「綾音、支度できた？」

コンコン、とドアがノックされジャクソンとエイデンがドアの向こうで言う。綾音は小さめのバッグを手にし、「もう準備できたよ〜！」とドアを開けた。

ジャクソンは、青いシャツに黒いワイドパンツを履き、リングネックレスをつけている。エイデンは、フードの裏地がチェック柄のパーカーとベージュパンツを履いている。どちらもかっこいい。

「わぁ〜！二人とも、いつもとなんか違う！」

綾音がそう言うと、微笑んでいた二人は赤くなる。

「綾音もいつもと違うね」とエイデン。

「綾音、その服似合ってるね。かわいいよ」とジャクソン。

楽しみだね、と話しながら三人は家を出た。

今日の天気は晴れ。遊びに行くにはいい日だ。空には青空が広がり、爽やかな風が綾音の頰を撫でていく。

綾音たちは駅へと向かった。



「うわぁ〜！！本場のユニバだ〜！！」

ユニバーサルスタジオにやって来た綾音は、ピョンと飛び跳ねてはしゃぐ。あまりテーマパークに遊びにいくことがないため、子どものようにはしゃいでしまう。