独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる

 えっと思いつつ、おそるおそる「来ましたけど……」と答えると、ショートカットの彼女はほっとしたように表情を緩めた。

「ああ、やっぱり」

 はっとして、私は居住まいを正す。

「あの、私そのときになにかご迷惑を?」

 なにせ記憶が飛ぶほど飲んだのだ。もしかするとお店の人の記憶に刻まれるくらいの醜態をさらしているかもしれない。

 かしこまる私を見て、彼女は「いえいえ!」と大きく両手を振った。

「そうではなくて、スタッフの間でも王子様と話題だったお連れ様が、初めて女性の方を連れてこられたから――」

 そこまで言って、彼女は慌てたように「じゃなくて」と言葉を続けた。

「心配だったので気になってたんです」

「心配?」

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