独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる
「本当に、ごめんなさ」
「で、香坂先生と飲みに行ったのはなんで?」
かぶせるように訊かれて、私は言葉を切った。
その誤解を解くためには、私が峰島先生を避けていた理由を話さなきゃいけない。
ためらっていると、彼はソファを下りて私の正面に座り込んだ。
「な・ん・で、俺の誘いを断って香坂先生と飲みに行ったんだ?」
やけにはっきりした口調で訊いてくる峰島先生は、にこりと不自然な笑みを浮かべていた。頬の筋肉が痙攣した、感情を必死に抑えこむような引き攣った笑顔だ。
見たことのない表情にぽかんとしていると、彼はいきなり笑顔を引っ込めた。今度は青ざめた顔をして、私から目を逸らす。