独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる
「なるほど。それで俺を避けてたと。で、その理由は?」
気を取り直すように、彼は端的に話を進める。流れからするに、すべてを話さないと許してもらえないだろうと思った。
わかっていたけれど、いざ自分の気持ちを包み隠さず打ち明けるとなると、ひどく勇気が必要だ。
そして思い至る。
祝勝会の夜、彼は私に対して包み隠さずに悩みを打ち明けてくれたのではないのだろうか。それを忘れてしまった私は、本当に彼に対して失礼極まりないことをしてしまった。
こうなったら、できるだけ誠実に答えよう。
そう思って、私は居住まいを正した。
「みねし……蒼史さんが、久世さんのことを好きだとわかったから。私は代わりなのかなと思って……そう考えたら、一緒にいるのがつらくなりました」
私の言葉を一言一句聞き漏らさないというようにじっと聞いていた彼が、ぽかんと口を開けた。