独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる

「どういう、意味ですか?」

 真正面から詰め寄ると、彼は「いや、だから」と目を泳がせる。

「蒼史さんは、私のこと……」

 いつから好きになってくれたんですか?

 ずっと憧れていた彼が、奇跡的に私のことを選んでくれた。そう思っていたけれど、『なぜ』私を想うようになってくれたのかはわからない。

 仕事は好きだけど久世麗香さんみたいに仕事人間に徹しているわけではなく、香坂先生のフィアンセのように特別美人なわけでもない。

 なにもかも中途半端で、はっきり言ってどこにでもいるレベルの女なのに、どうして峰島先生みたいな人が私を選んでくれたのだろう。

 追いつめる勢いでじっと視線をそそぐと、目鼻の配置バランスが完璧な顔が、徐々に赤くなっていった。

 慌てたように目を逸らし、彼は怒った口調で言う。

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