独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる
「はじめから気になってたよ!」
悪いか、とふて腐れた声を放ち、私の肩を掴んで押し戻す。
「顔も雰囲気もめちゃくちゃ俺好みだったし、なにより弁護士の肩書に寄ってくる女が多い中で、しっかり自分の仕事に誇りをもって働いている姿がかっこよかった」
目線が合わないまま吐き出された言葉は、思いがけないものだった。
胸がぎゅっと締まって肩を縮める。そのままうずくまって叫びたいような衝動に駆られた。
いや、泣き叫びたい、の間違いかもしれない。
幸せすぎて、こみ上げそうになる涙をどうにか堪える。
女として最低限の身だしなみを整え、あとはずっと仕事を頑張ってきた。私にとっては普通のことだったそれが、彼の心を動かしていたなんて――。
高鳴りを抑え込むように胸に手をあて、今更ながら思い出す。