独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる
掛け布団に顔を埋めたままくぐもった声を出すと、後ろから伸びてきた腕に優しく包まれる。
「まったく、記憶をなくすなんて迷惑な話だよ」
耳元に感じる吐息には、まだまだ慣れない。肩を縮めながら「ごめんなさい」と謝ろうとすると、いきなり顎を掴まれて振り向かされた。
「まあいいか。普段は見られない優梨子の一面を知れたからな」
長いまつげに覆われた大きな瞳をいたずらっぽく細め、彼は妖しげな表情を浮かべる。
「酔った時も素直で可愛いけど、シラフのときの恥ずかしがってる顔もたまんないんだよな」
「えっ」
突然色気を醸し出し、彼は私が体を隠すために引っ張り上げている布団の中へと手を差し込んできた。
「一度で二度おいしいっていうか……。やみつきになりそう」