独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる

 自分には縁がないと思っていた刺激的なキーワードに目を見張る私に、あずさは冷えた目を注いだ。

「とりあえず、記憶をなくしてる時点でありえないけどね」

「わ……私もそう思います、うう」

 泣きそうになりながら項垂れると追い打ちのように言われた。

「優梨ちゃんは普段硬い分、お酒が大量に入ると感情ダダ漏れでふわっふわだもんね」

「もう二度と深酒はいたしません……」

 しゅんとしている私を見て、高校時代からの友人はため息をついた。

「というか、口も態度も悪い男なんでしょ? どこに惹かれたわけ? いくら顔がよくても、最終的に大事なのは優しさだと思うけど」

< 28 / 181 >

この作品をシェア

pagetop