独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる

「俺の目を見ながら、もう一回」

 彼の長い指が示しているのは、小さな女の子のよくある告白だ。

『あおしせんせい、だいすき』

「え……と」

 どことなくいたずらっぽいような、それでいて真剣な黒い瞳に見つめられて動けなかった。心臓が自分のものじゃないみたいに跳ねている。

「蒼史先生……」

 彼のまっすぐな視線には、私を冒すウィルスでも仕込まれているのだろうか。頬がどんどん熱をもって喉の奥が苦しくなっていく。

「大す……」

 彼の黒い瞳が揺れて、私はたまらずうつむいた。心臓が激しく脈打って、うまく息ができない。

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