一夜からはじまる恋
二人の間に目に見えない空気が包み込んでいるように感じた。
温かくて心地よくてなつかしささえ感じる。


しばらく見つめあっていた二人はどちらからともなく自然に唇を重ねていた。


自分たちが一番この状況を信じられない。


それでもまるで本当は二人で一つだったかのように今までぽっかりと開いていた部分を埋めるようなお互いのぬくもりに自然と体を重ねていた。
< 21 / 349 >

この作品をシェア

pagetop