一夜からはじまる恋
「幸せになってね」
「はい」
そんな三人のやり取りを遠慮がちに見ていた湊に樹が視線を送る。
湊は樹の視線を読み取り小さな箱と大きな箱を取り出した。
そして陸の母に小さな箱を、父に大きな箱を渡した。
「開けてください」
樹の言葉に陸の両親は包みを開ける。
「これ」
陸の母は小さな箱を開けて涙で顔をゆがめた。
そこには陸の結婚指輪が入っていた。
「いいの?」
泣きながら樹に聞く陸の母。湊は樹の肩を抱いた。
樹の瞳からも涙があふれている。
樹は大きくうなずいた。
「はい」
そんな三人のやり取りを遠慮がちに見ていた湊に樹が視線を送る。
湊は樹の視線を読み取り小さな箱と大きな箱を取り出した。
そして陸の母に小さな箱を、父に大きな箱を渡した。
「開けてください」
樹の言葉に陸の両親は包みを開ける。
「これ」
陸の母は小さな箱を開けて涙で顔をゆがめた。
そこには陸の結婚指輪が入っていた。
「いいの?」
泣きながら樹に聞く陸の母。湊は樹の肩を抱いた。
樹の瞳からも涙があふれている。
樹は大きくうなずいた。