追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました

「……カーゴ、それは私のせいなの。私が考え無しで……っ! ハウス内に撒かれないようにってそればっかりに頭がいっぱいで、ハウスの前で除草剤の容器を空けてしまったの!」
「いいや、それは違う。あの時の君は、君が取れる最善の策で行動している。その行動があったから、ハウスへの被害が防げたんだ。君に非がないのだから、君が思い悩むのは間違っている」
 私の告白に、カーゴは含めるように語った。
「そうだぞアイリーン。ハウス前の土への影響は所詮、結果論だ。そんなのを気にしてちゃ、目の前の危機なんてなにも救えない。一番に守るべきハウスの苺を守ったんだ。間違いなく立派だろうが」
 ルークも力強く断言し、私の肩を鼓舞するように叩いた。
「……二人ともありがとう。やっぱり私、ハウスに撒かれる前に止められて良かった」
「その通りだ」
「当たり前だろ」
 私の答えに、二人は当然とばかりに揃って頷いた。
「どっちにせよ、全ての咎はあの女だ! まずはあの女を引きずり出して、ジェームズさんにきちんと謝罪をさせねえとならねえな! 間違った事をしたなら、人としてそれが当たり前だ!」
「謝罪はもとより、リリアーナは金銭的な補償と、社会的な責任を負わねばならん。それが己の犯した罪に対する贖いというものだ」

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