君のとなりで恋をします。─上─
















───────ドクン…



心臓に鈍い痛みが走る。












「桃奈!やめろ!

…香純。誤解だから。」










弁解する柊吾に、必死で笑ってみせるけど…

私の頭の中には、柊吾の言葉なんて全く入ってこなくて…






…キス?…夜?

なんでそんなことを桃奈さんが…













「私、嘘はついてないよ。」






「…ちょっと来い。」












すぐさま柊吾は反論する彼女の腕を引いて、
向こうへ連れて行く。








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