君のとなりで恋をします。─上─











「ありがとう、咲花。

とりあえずさっきの所に戻ろうか。」








「うん。

…香純、大丈夫?」








「うん!もう平気!」










かき氷を買いに行く気分にもなれず、私たちはさっきまでいた場所に戻る。


するとそこには、いつの間にか岩の方から帰ってきていた葵斗と桜河がいた。











「あー!咲花と香純発見!!

おーい、どこに行ってたんだよぉ…。」









びちゃびちゃに濡れた髪をかき上げながら、
こちらに駆け寄る葵斗。










「ごめんごめん。

かき氷買いに行こうと思って…」







「え!?かき氷!?

俺も食いたい!」







「じゃあ、また後で買いに行こうね。」













< 152 / 316 >

この作品をシェア

pagetop