日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
目以外を真っ黒な布で覆い隠し
闇に紛れて中庭を走る。



情報通りであればもうすぐいるはずだ。



いた。



暗殺を誇る赤瀬の最高傑作と言われる部隊



その部隊をまたいくつかに分けひと班
2人か3人で行動している。



どんどんと周りにいた仲間の気配が無くなり
当たりが静けさが痛くなりだした頃、



ようやくターゲットのいる中庭に入った。



ターゲットは情報通り
美しい青色のドレスに身を包み花を撫でている。



本来ならここはターゲット以外が
そうそう入ることは無いので
そのまま殺してもいい。



しかし今回は仕事が仕事なだけに
確認はしないといけない。



「東華様!」



遠くから使用人が呼ぶかのように声を出す。



もちろん女の声にせている。



するとターゲットはそれに反応し
顔をキョロキョロとさせている。



確認おーけー、



ターゲットだ。



仲間に合図を出すと2人が横に広がる。
< 256 / 299 >

この作品をシェア

pagetop