間宮さんのニセ花嫁【完】



「それはそうと、佐々本には別にお礼をさせてくれないか? お陰で家を継ぐことは出来そうだから」

「そ、そんな、お礼なんて」

「いや、大事なことなんだ。何か欲しいものはあるか?」


欲しいものと突然言われてもパッと思い付かない。だけど間宮さんのことだから私の欲しいものなんて何でも手に入るんだろうな。
間宮さんから貰いたいと考えた時に思い浮かんだのは……


「それじゃあ今度、間宮さんの点てたお茶が飲んでみたいです!」

「……そんなのでいいのか? 何か物の方が」

「いいんです!」


私はそう笑顔で押し切ると彼は不思議そうに首を傾げた。


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