新婚蜜愛~一途な外科医とお見合い結婚いたします~
「あの、話が見えてこないです」
混乱している彼女に言葉を重ねた。
「その時に結愛さんは私とキスをしました。全ては私のせいだ」
全てを吐き出し、こうべを垂れる。
「待ってください。子どもの頃とは、私が小学生の低学年くらいでしょうか」
記憶を辿って、思い当たる節があるような結愛さんに弱々しく首肯する。
「私が高校二年で、結愛さんは小学二年生だったと思います」