新婚蜜愛~一途な外科医とお見合い結婚いたします~

愛してる 省吾side

 ほとんど脱げているワイシャツは、とりあえず部屋着に着替えた。
 彼女はそのままシャワーに行くため、着崩れたパジャマをある程度整え、浴室へ向かう。

「あ、待って」

 私は結愛さんを引き止め、彼女の口にナッツを押し込む。

「空腹で倒れられても心配です。水分も取ってから入ってください」

 このナッツは私が仕事の合間に口にできるように、結愛さんが用意してくれてあるもの。

「ありがとうございます」

「いいえ。こちらこそ、いつもありがとう」

 彼女をバスルームへと送り出し、私はキッチンに立った。


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