しずくの恋
ゆっくりと目を開けると、
流山くんに負けないように、

まっすぐに流山くんを見つめた。



「流山くん、つけまわすようなことして本当にごめんなさい。

そのうえ、こんな場所でいきなり、迷惑をかけるようなことを言って

本当にごめんなさい」



そこまで伝えると、ひとつ息を吸った。


「さきに、謝らせてください。
これから、すごく迷惑かけることを言います」


訳がわからないといった様子で
目を丸くしている流山くんの瞳をじっと見つめる。


もう一度大きく息を吸うと、心を決めた。




「私、ずっと流山くんのことが好きでした」





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