ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
 犬の妖精を助けて車にはねられて死んで、妖精の力で別の世界で生きることになったのだ。
 身体が猫化したくらいで驚いていては、とてもじゃないが新しい人生をやっていけない。

 気を取り直したエリナは立ち上がると、ベッドにぽすんと座った。

「ふう。動揺して騒いだりしてすみません。ルディさん、突然ルディさんのうちにお邪魔して、ご迷惑をおかけしました。残念なことに、どうやらわたしはルディさんの見立て通りに非力な子猫のようで、持ち物はこの服くらいです。無一文で、頼れる人もいません」

「……どうやら、そのようだな」

 幼い子どもにしてはしっかりした喋り方のエリナを、少々不審に思いながらも、ルディは頷いた。

「あの、迷惑ついでと言ってはなんですが……」

「……」

「わたしを、迷子預かり所か、孤児院のような所まで連れて行ってもらえませんか?」

「迷子預かり所?」

「はい……」

 エリナは耳をへにょっとさせた。
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