ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
(誰も頼る人のいない世界で、わたしはちっちゃな女の子になっちゃった。19歳なら仕事を探すこともできたけれど、これじゃあ誰も雇ってくれそうにないし……どうしよう。保護してくれる場所を探さないと、わたしは生きていけない……)

「……エリナ、と言ったな」

 ルディはアイスブルーの瞳でエリナをじっと見て言った。

「お前は、名前以外は全部忘れていると言っているが、俺にはそうは思えない。それに、お前は子猫にしてはずいぶんとしっかりしている。なにか隠している事情があるのではないか?」

「ルディさん……」

 エリナは(なんて賢い狼なんだろう)と思った。しかし、会ったばかりの銀狼に秘密を話すわけにはいかない。親切そうに見えるが、まだこの世界の状況も彼の立場も全くわからないからだ。

 そう、エリナの秘密を知ることで、彼に迷惑がかかったり、危険が降りかかる心配もあるのだ。
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