キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「こんばんは。」

いつもの調子で、私を迎え入れた彩ちゃんと洋介さんは。

後ろに続く彼女に、一瞬身構えたものの。

子供連れだと言う事と

私が笑顔だった事に安心して。

「おかえり。
今日は、友達と一緒?
パンとジュースを差し入れるから、裏を使って良いよ。」と声をかけてくれた。

「ありがとうございます。
あの、春斗君にも何か…………。」

私の注文に

「小さい子供が食べる物が分からないから
唯ちゃん、ちょっと見てくれる?」と

さりげなく私を呼び出し

彩ちゃんが女性を裏の部屋に案内する。




「洋介さん、ごめんなさい。」

「俺は良いけど……。
大丈夫??
前の…………」

洋介さんが心配してくれるのは分かる。

以前襲われた時、助けてくれたのが洋介さんだったから。

「今、そこで………急に話しかけられて………。
初めは怖かったんだけど。
泣かれて『ごめんなさい。』って言われたから……大丈夫かな?って。
一応心配だから、ここに来ちゃいました。」

私の説明に、全てを理解してくれた洋介さんは。

「悠人に連絡しておくからね。
ドアを開けておいて。
俺が直ぐ後ろで待機してるから。」って。

心配しながらでも、私の行動を尊重してくれる。

頷ずくと………

彩ちゃんと入れ替わって部屋に入った。
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