幻想ウエディング~人魚姫には王子様の甘いキスを~
法務局に足を運んで、二人で書類を見せながら相談した。
通常なら、子供が誕生すれば二週間以内に出生届を提出するが、母は父に自分の居場所を隠す為に提出を怠った。
母が生きていて、母自身の手で出生届を出せば、すぐにでも私の無戸籍は解消された。
でも、彼のおかげで長年悩み、苦労して来た私の人生に光明が見え始めていた。
「ありがとう・・・次郎さん」
空はどんよりした曇り空だけど、心は晴れやかだった。
法務局の建物を出て、駐車場に向かう。
「俺の名前は次郎じゃない。
本当の名前は夏目蒼斗(ナツメアオト)だ」
「夏目蒼斗・・・」
「だから、そのダサい名前で呼ぶな」
「蒼斗さんか・・・」
「そうだ」
彼は強く返し、キーで車のロックを解除した。
通常なら、子供が誕生すれば二週間以内に出生届を提出するが、母は父に自分の居場所を隠す為に提出を怠った。
母が生きていて、母自身の手で出生届を出せば、すぐにでも私の無戸籍は解消された。
でも、彼のおかげで長年悩み、苦労して来た私の人生に光明が見え始めていた。
「ありがとう・・・次郎さん」
空はどんよりした曇り空だけど、心は晴れやかだった。
法務局の建物を出て、駐車場に向かう。
「俺の名前は次郎じゃない。
本当の名前は夏目蒼斗(ナツメアオト)だ」
「夏目蒼斗・・・」
「だから、そのダサい名前で呼ぶな」
「蒼斗さんか・・・」
「そうだ」
彼は強く返し、キーで車のロックを解除した。