元姫は辛くても笑う

「すみません。あなたみたいな人と婚約者だと思われたら困りますので。」


あ、前言撤回。
やっぱ、そのままだった……。

みていると、女の人がイライラしだして近くに置いてあったナイフを持つ。

女の人!返り討ちに会うよ!!
って、人目があるからそんな事しないか…


「一緒に回ってくれないと刺すよ?どっちがいいかしら?」

「回りたくないですね✨」


わぁ………なんか、こっちの祐飛の方が怖い。ドSっぽい………。
かっこいいのにね………。

今日いっぱいあったから、少し、残念だけど。。。
ここで、私が助けたら変だしね……

あ、でも私今メイクと髪なんかしてるからバレないか………。

すると、女の人が顔を真っ赤にした。
これ多分怒ってるね………


「頭にきた!!ふざけるのもた以外にしなさい!!」


え?!
ほんとに刺しちゃうの???

危ないよ…さすがに祐飛、あれは痛いよ!
注射より遥かに大きいよ!、?

〜っ!

その人が手を振りかざした時、、、


パシンっ!!


「「!!」」

「危な……間一髪セーフ!」


振り下ろそうとした時、刃の部分を咄嗟に持つ。
これ……普通に痛い………。


「き、如月莉子さん!!こ、これは……」

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