元姫は辛くても笑う

言い訳をしようとしているその子を見て小さくため息を着く。
言い訳するくらいならこんな馬鹿なことしないでよ………


「ねぇ。ダメってわかってるなら今度からしないでね?そしたら、この件は秘密にしとく」

「は、はいっ!!」


そういい、足早に逃げていった。
……良く考えれば持ち手掴めばよかった…馬鹿なことした〜無駄に痛いじゃん……。
手、離すの怖いな……


「あ、の……大丈夫?」

「あ……た、多分大丈夫です!!」


ここは根性で、そう思い手をパッと話す。
すると、ボトボト……と音を立てて血が落ちていく。
〜っ凄い痛い〜


「わ……血えぐ……多いですね………」


今祐飛絶対素出たよね……
…といえど、この空気感、気まずいな……
でも、多分祐飛は気づいてないよね。


「あ、えっと……じゃ、じゃあ戻りますね……」


ペコッと軽くお辞儀してその場を去ろうと後ろを向く。けど、、、

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