敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
翌朝、カーテンから差し込んだ光で目が覚めた。
枕元に置いたスマホで確認すると、朝の7時半。

朝食の用意ぐらいしないと……
とりあえず、着替えを済ませて部屋を出ると、コーヒーの香りが漂ってきた。


「おはよう華。ちょうど朝食の用意ができたよ。顔洗っておいで」

「お、おはようございます。
すみません。食事の用意をさせてしまって」


急いで顔を洗って簡単なメイクをすませると、席に着いた。



「さあ、食べよう」

「いただきます」

トーストと、サラダとベーコン。

「簡単なものばかりだけど」

「いえ、私がお手伝いするべきなのに、すみません」

「いいんだよ。華は体調を整えることに専念して」



食事を終えると、リビングのソファーへ促された。


「華、体調は大丈夫?」

「はい。もうなんともないです」

「それは良かった。じゃあ、ちょっと話をしようか」



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