敏腕社長は哀しき音色に恋をする 【番外編 完】
「華、バーで華の演奏を初めて聴いて、僕は一瞬で君に恋をした。どうしようもなく君に惹かれた。
そして自信なさげな姿を見て、君を守りたいって思ったんだ。
華、僕は君が好きだ」


きっと、今の私は全身真っ赤になっていると思う。
恥ずかしくて顔を上げられない。


「華にとって唐突すぎることだってわかってる。返事は今すぐじゃなくてもいい。しばらくここにいて、僕のことを受け入れられると思ったら付き合ってくれないか?」

「わ、私、なんて言ったら……」

「華は僕に名前で呼ばれたり、ここにいたりすることを嫌だと思う?」

「嫌だとは思いません。でも……すごく緊張します。社長は……なんというか、雲の上の存在だったので。
どうして私なんか……?」

「社長じゃないでしょ。
私なんかじゃなくて、華だからだよ。
僕は華がここに来てくれてすごく嬉しい。それに、僕も好きな人といるから緊張してる」
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