Mein Schatz
「兄上、クラウディアはまだ十六歳です。子供はもう少ししてからでもいいでしょう。それに、このようなことは夫婦で話し合って決めるべきです」

「十六だからこそ、さっさと子供を産ませるべきだろう。歳を取ってから「不妊だった」なんて話になれば、捨てられないだろう」

淡々と冷酷なことを言うリヴァイに、エヴァンは怒りが湧き上がってくる。思わずテーブルに拳を叩きつけた。

「私は、何があってもクラウディアと生涯を共にするつもりです。誰が何と言おうと、私はクラウディアと離れるつもりはありません」

「ただの綺麗事だな」

リヴァイは顔色一つ変えず、エヴァンを見つめる。

「愛してるだとか、好きだなんて言葉は大嫌いだ。愛なんてなくても子孫さえ残せればいい。政略結婚なんてそんなものだ。子孫を残すため、繁栄のため、互いの利益のため、結婚する。愛なんてものは存在しないんだ。お前もいい加減大人になれ」

「兄上!!お言葉ですがーーー」
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