365枚のラブレター
(クララside)
7月6日 22:00
私は舞ちゃんと
言霊神社に来た
もうすぐ私は
この世から消えてしまう
今日まで二人で、たくさん泣いた
だから最後は
たくさん笑っておしゃべりしようって
二人で約束した
心地よい風鈴の音が包みこむ境内の
ベンチに座って話し出した
「クララ・・・
一つ聞いても良い?
人間界に来たこと・・・後悔してる?」
「後悔はしてないよ
歩君が隣にいてくれた時間は
今までの人生で一番幸せだった
魔法界にいたら
こんな恋はできなかったと思うから
それにね
舞ちゃんと毎日一緒だったことも
すっごく幸せだったんだ
トランプしたり、一緒に映画を見たり
私の悩みを聞いて励ましてもらったり
だから、人間界にきて良かったって思ってるよ」
「クララ・・・
私も・・
本気の恋がしてみたいな」
「え?」
「私ね、人間界でずっと暮らしてきたでしょ
でも、人間を好きになっちゃダメって
子供のころからずっと言われ続けてきたの
高校を卒業したら魔法界に行って
寮を継ぐための勉強を2年するんだ
その2年の間に
魔法界で結婚相手を探せって言うのよ
しかも
人間界で暮らしていいって言ってくれる人をね
そんな人・・・いないよ・・・」
「舞ちゃん・・・」
「私ね、クララがうらやましかった
歩君に全力で恋をしてるクララが・・・
私も、恋をしてみたいなって思った」
「舞ちゃんにもいつか
大好きでしょうがないっていう相手が
できるといいね
でも、私みたいな結末には
なってほしくないけどね」
「もう・・・
11時30分だね・・・」
「舞ちゃん、
私ちょっと言霊神社でお願い事してくる」
「え?」
「この神社はね、一生に一度だけ
お願いを聞いてくれるんだって
今しなかったら
私いつするの?って感じでしょ」
私は5円を投げ入れ
パンパンと手を合わせた
言霊神社の神様
一生に一度の私の願い
どうか叶えてください
私が願い終わるころ
「クララ!!」
風鈴が揺れる参道をはしって
こっちに向かってくる男の子がいた
????
「琉生・・・君?」
「クララも、舞ちゃんも
こんな夜遅くに何やってんだよ
危ないだろ」
「0時過ぎに来てって言ったのに・・・」
「それ、どういうことだよ
なんで二人はここにいるんだよ!」
「それは・・・
もうすぐ私が・・・
消えるからだよ」
「は??」
「実は私・・・
魔法界からやってきたの・・・
1年前に」
琉生君は
信じられないという顔をしているが
私と舞ちゃんの切羽詰まった表情を察し
静かに話を聞いてくれた
「歩君と永遠の愛を誓わないと
私・・・
この世からいなくなっちゃうんだ
もうすぐ」
「それ、俺じゃダメなのかよ!
一緒にいてやるから
ずっとクララの隣で笑っててやるから
クララのこと好きだから・・・」
琉生君の真剣な眼差しに
私の心がチクチク痛んだ
「琉生君
私のことを好きになってくれてありがとう
私が辛いときに隣にいてくれて
私の心を和ませてくれたよね
たくさんたくさん
私を助けてくれたよね
すっごく感謝してるの
でも・・・どうしても
歩君じゃなきゃダメなの・・・
歩君が、大好きなの」
私の言葉を聞いて
琉生君は神社の階段を駆け下りて行ってしまった
7月6日 22:00
私は舞ちゃんと
言霊神社に来た
もうすぐ私は
この世から消えてしまう
今日まで二人で、たくさん泣いた
だから最後は
たくさん笑っておしゃべりしようって
二人で約束した
心地よい風鈴の音が包みこむ境内の
ベンチに座って話し出した
「クララ・・・
一つ聞いても良い?
人間界に来たこと・・・後悔してる?」
「後悔はしてないよ
歩君が隣にいてくれた時間は
今までの人生で一番幸せだった
魔法界にいたら
こんな恋はできなかったと思うから
それにね
舞ちゃんと毎日一緒だったことも
すっごく幸せだったんだ
トランプしたり、一緒に映画を見たり
私の悩みを聞いて励ましてもらったり
だから、人間界にきて良かったって思ってるよ」
「クララ・・・
私も・・
本気の恋がしてみたいな」
「え?」
「私ね、人間界でずっと暮らしてきたでしょ
でも、人間を好きになっちゃダメって
子供のころからずっと言われ続けてきたの
高校を卒業したら魔法界に行って
寮を継ぐための勉強を2年するんだ
その2年の間に
魔法界で結婚相手を探せって言うのよ
しかも
人間界で暮らしていいって言ってくれる人をね
そんな人・・・いないよ・・・」
「舞ちゃん・・・」
「私ね、クララがうらやましかった
歩君に全力で恋をしてるクララが・・・
私も、恋をしてみたいなって思った」
「舞ちゃんにもいつか
大好きでしょうがないっていう相手が
できるといいね
でも、私みたいな結末には
なってほしくないけどね」
「もう・・・
11時30分だね・・・」
「舞ちゃん、
私ちょっと言霊神社でお願い事してくる」
「え?」
「この神社はね、一生に一度だけ
お願いを聞いてくれるんだって
今しなかったら
私いつするの?って感じでしょ」
私は5円を投げ入れ
パンパンと手を合わせた
言霊神社の神様
一生に一度の私の願い
どうか叶えてください
私が願い終わるころ
「クララ!!」
風鈴が揺れる参道をはしって
こっちに向かってくる男の子がいた
????
「琉生・・・君?」
「クララも、舞ちゃんも
こんな夜遅くに何やってんだよ
危ないだろ」
「0時過ぎに来てって言ったのに・・・」
「それ、どういうことだよ
なんで二人はここにいるんだよ!」
「それは・・・
もうすぐ私が・・・
消えるからだよ」
「は??」
「実は私・・・
魔法界からやってきたの・・・
1年前に」
琉生君は
信じられないという顔をしているが
私と舞ちゃんの切羽詰まった表情を察し
静かに話を聞いてくれた
「歩君と永遠の愛を誓わないと
私・・・
この世からいなくなっちゃうんだ
もうすぐ」
「それ、俺じゃダメなのかよ!
一緒にいてやるから
ずっとクララの隣で笑っててやるから
クララのこと好きだから・・・」
琉生君の真剣な眼差しに
私の心がチクチク痛んだ
「琉生君
私のことを好きになってくれてありがとう
私が辛いときに隣にいてくれて
私の心を和ませてくれたよね
たくさんたくさん
私を助けてくれたよね
すっごく感謝してるの
でも・・・どうしても
歩君じゃなきゃダメなの・・・
歩君が、大好きなの」
私の言葉を聞いて
琉生君は神社の階段を駆け下りて行ってしまった