一生一緒
名を呼ばれそれまで我慢していた涙が溢れ出す。








怖かった。










この男達に捕まったのが怖いのではなく、斎を失うことで彼らが変わってしまうのではないか…ということがとてつもなく怖かったのだ。








今の棗の顔を見てそんな恐怖は一瞬でなくなった。










さっと走りよれば力強い腕で抱きしめられる。




「…ごめ…棗…斎がっ……」





「斎なら大丈夫だ。直ぐに終わらせるから待ってろ。」





「……うん」




そう言うとスッと無限が近寄って私の肩に触れた。





無言で促され私は部屋の隅による。





「見ていてください、美幸さん。黒羽総長である棗の強さを」


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