ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
はーと深いため息をつき、これからについて質問する。

「それで、今からその靴の持ち主を探しに行くの?」

「いや、魔道解析器に靴をかける」

「魔道、解析器?」

「そうだ。わずかに残る魔力残滓から、持ち主の特徴を読み取り、おおよその人物像を絞り出す、私の発明の傑作の一つである」

「へー……え!?」

なんて品物を所持しているのか。さーっと、血の気が引いていった。なんとかして、止めなければ。

「あの、イクシオン殿下!」

「なんだ?」

私がイクシオン殿下を止められる術といったら、一つしかない。料理だ。

「お腹、空いていない?」

「言われてみたら、空いているな」

「何か、作りましょうか?」

「そうだな。では、珍しい魚料理でも作ってもらおうか」

「ええ。わかったわ」

「養殖場に魚を捕りに行こう」

どうやら、養殖場も宮殿内に作っているらしい。すべての部屋を見て回ったわけではないので、まだまだ知らない施設があるのだろう。
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