ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
「なぜ、兄上がアステリアの靴を持っている?」
「それは――」
「まさか、兄上は舞踏会でアステリアに一目惚れしたのか?」
「絶対にないから」
「なぜ、きっぱりと言い切れる?」
「事情があるのよ」
どうしようか迷った。しかし、これだけ大騒ぎになってしまえば、私一人だけで抱えきれる問題ではないだろう。仕方がないので腹をくくり、イクシオン殿下に当時の事情を語ることに決めた。
「詳しい話をするから、イクシオン殿下、そこに座って」
「承知した」
イクシオン殿下は、失神させた鯖の前に片膝を突く。
「実は、私は舞踏会の夜、庭で、人妻っぽい女性と仲睦まじい様子を見せるカイロス殿下を、目撃してしまったの」
「ありえない。兄上が、そんな不貞を働くはずがない」
「でも、確かに見たわ」
目撃したところをカイロス殿下に気付かれ、怖い顔の護衛が追ってきたので私は逃げた。そして、踵の高い靴での逃走は難しいため、池に靴を捨てたと。
「それは――」
「まさか、兄上は舞踏会でアステリアに一目惚れしたのか?」
「絶対にないから」
「なぜ、きっぱりと言い切れる?」
「事情があるのよ」
どうしようか迷った。しかし、これだけ大騒ぎになってしまえば、私一人だけで抱えきれる問題ではないだろう。仕方がないので腹をくくり、イクシオン殿下に当時の事情を語ることに決めた。
「詳しい話をするから、イクシオン殿下、そこに座って」
「承知した」
イクシオン殿下は、失神させた鯖の前に片膝を突く。
「実は、私は舞踏会の夜、庭で、人妻っぽい女性と仲睦まじい様子を見せるカイロス殿下を、目撃してしまったの」
「ありえない。兄上が、そんな不貞を働くはずがない」
「でも、確かに見たわ」
目撃したところをカイロス殿下に気付かれ、怖い顔の護衛が追ってきたので私は逃げた。そして、踵の高い靴での逃走は難しいため、池に靴を捨てたと。