ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
一口食べたあと、侍従は口に手を当て、「うっ!!」と声を漏らす。

「おい、どうした!?」

「う……まい」

「は?」

「うまい、です」

「だからお前は、紛らわしいのだ!」

見事な国王陛下の突っ込みが炸裂する。

この空気感、イクシオン殿下にそっくりである。二人は確かに親子だった。

「では、問題ないということで、いただくとしよう」

何事もなかったかのように、国王陛下はお皿に載ったお饅頭をフォークで押さえ、ナイフで一口大にカットする。

お饅頭一つでも、優雅に召し上がるようだ。
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