ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
肉まんを手に取り、一口大にちぎって口の中へと押し込んだ。

「う、むっ!」

イクシオン殿下は口元を押さえ、顔を赤く染める。

「あ、ごめんなさい。熱かった?」

「いや……そうではない」

水を飲ませてから、二口目はふーふーしてから与えた。

またしても、イクシオン殿下は口元に手を当てた上に、今度は私から目を逸らす。

「もしかして、また、おいしくなかった?」

「違う。そ、そなたが直接食べさせるから、恥ずかしくなっただけだ。ちなみに、これをしたのは、二回目だからな」

「そう、だったわね」

リュカオンからの流れで、イクシオン殿下にまで「あ~ん」をしてしまったのだ。以前はきちんと心の中で反省したのに、今回は早く感想を聞こうと焦っていたのだろう。
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