ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
『これが、“肉まん”専用の保温器だぞ!』

「あ、頭の中に、映像が……!」

頭突きをして、直接脳に映像を送り込むとは。なんて物理的な映像送信方法なのか。絵を描いて伝えることもできたのに。

「なるほど。理解した。アステリアがいた世界には、“肉まん”専用の保温器なるものがあるのだな」

「ええ、まあ」

「わかった。作ってみよう」

どうやら、映像を見ただけで作れるらしい。さすが、引きこもって魔道具ばかり作っていただけある。

「三日ほど、時間をもらう」

「あ、イクシオン殿下! 肉まんを蒸す機能も、一緒に付けてほしいのだけれど」

「そういえば、面白い加熱方法だったな。どのような構造になっている?」

「えーっと、口で説明するのは、ちょっと難しいんだけれど。水を張った鍋にもう一つ鍋を重ねて、蒸気で加熱する物なんだけれど」

「わかった。では、保温器に蒸す機能も付けてみよう」
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