明日は明日の恋をする
「じゃあパパッと作るから待ってて。」

私はエプロンをつけて調理に取り掛かろうとした。

「明日香。」

「えっ…。」

香水の香り…後ろから進藤さんがフワッと優しく抱きしめてきた。進藤さんの吐息が私の首筋にかかり、思わず声が出そうになる。

「あ、あの…進藤さん?」

「…充電完了。着替えてくる。」

しばらくすると、私から離れて進藤さんは自分の部屋に入った。

「突然触れられるとドキドキするし…その後を期待しちゃうじゃない、もう。」

私は顔を赤くしてボソッと小声で呟く。ちょっとした事で幸せを感じてしまい、改めて思い知らされる…私、めっちゃ進藤さんの事好きなんだ…と。

食事を終えて2人でコーヒーを飲みながらまったりと過ごしていた。

「ねぇ、久しぶりにゲームしない?」

「そうだな。」

久しぶりにリビングの大画面テレビにゲーム機をセッティングしてカーレースのゲーム対決を始めた。対決を始めたが…やっぱり勝てない。何で進藤さんはこんなに強いんだ?その後も何度も挑戦するが一回も勝てなかった。

「ダメだぁ…最後くらい勝ちたかったな。」

「最後って言うなよ。」

「あっ…。」

寂しさ混じる進藤さんの言葉…。

そして私の言葉を振り払うかのように進藤さんの唇が私の口を塞ぐ。重なった唇が一回離れ見つめ合うと、私はその場に押し倒された。

押し倒された後も深く激しく唇を刺激し合う。そしてこのまま…と思っていたが、進藤さんは起き上がり理性を取り戻すかのように呼吸を整え始めた。
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