甘やかされ婚~年上の旦那様は、獣な本性を隠している~
その夜。
二日連続の深夜勤シフトが被った祥子と、ナースステーションで朝の点滴の準備をしていると……。
「なるほどー。また、旦那様に手料理振る舞う機会を逸したのかー」
彼女は、面白そうにクスクス笑った。
「まあ、いいんじゃない? 真由も自分で、旦那様が作った方が絶対美味しいって、納得してるんだし」
「他人事みたい言ってくれちゃうけどさ……」
私は、肩を落として溜め息をついた。
「まだ、一ヵ月じゃない。機会なら、この先いくらでもあるわよ。急ぐこと、ないない」
「それじゃあ、呑気なの! 普通の人の生活してる蓮君とは、起きてる時間が被ることだって少ないんだし。一緒に家で食事する機会なんて、今度はいつ来るか……」
オーダー表に書かれた患者さんの氏名を読み上げてもらい、点滴バッグに油性ペンで書き込む。
二人一組で確認作業を終え、病室ごとに分けてワゴンに積みながら、二人でそんな会話をしていた。
祥子も、「あ、そっか」と唇に人差し指を当て、低い天井を見上げる。
「特に、うちの病院、三交替だしね……。私も真由も若手なのを理由に、準夜と深夜多めだし」
「たまの日勤でも、すぐ準夜シフトが来ると思うと、体内リズム調整するために、夜更かししちゃうじゃない? でも、蓮君を付き合わせるわけにいかないし……」
点滴バッグをすべて積み終えると、私はもう一度深い息を吐いた。
二日連続の深夜勤シフトが被った祥子と、ナースステーションで朝の点滴の準備をしていると……。
「なるほどー。また、旦那様に手料理振る舞う機会を逸したのかー」
彼女は、面白そうにクスクス笑った。
「まあ、いいんじゃない? 真由も自分で、旦那様が作った方が絶対美味しいって、納得してるんだし」
「他人事みたい言ってくれちゃうけどさ……」
私は、肩を落として溜め息をついた。
「まだ、一ヵ月じゃない。機会なら、この先いくらでもあるわよ。急ぐこと、ないない」
「それじゃあ、呑気なの! 普通の人の生活してる蓮君とは、起きてる時間が被ることだって少ないんだし。一緒に家で食事する機会なんて、今度はいつ来るか……」
オーダー表に書かれた患者さんの氏名を読み上げてもらい、点滴バッグに油性ペンで書き込む。
二人一組で確認作業を終え、病室ごとに分けてワゴンに積みながら、二人でそんな会話をしていた。
祥子も、「あ、そっか」と唇に人差し指を当て、低い天井を見上げる。
「特に、うちの病院、三交替だしね……。私も真由も若手なのを理由に、準夜と深夜多めだし」
「たまの日勤でも、すぐ準夜シフトが来ると思うと、体内リズム調整するために、夜更かししちゃうじゃない? でも、蓮君を付き合わせるわけにいかないし……」
点滴バッグをすべて積み終えると、私はもう一度深い息を吐いた。