気づいて

••酔って


それでも、律儀に伊織との
待ち合わせ場所につくが
伊織は、まだ来てなくて
マスターにいつもの
と、注文して
ビールをチビチビ飲みながら
待つことにした。
30分過ぎた頃に
「悪い、莉央」
「いいよっ、忙しかったのでしょ
先にはじめた。」
「ああ、待ってなくて良かった。
マスター、俺もビール。」
と、座っておしぼりで
手をふいていると
ビールがきて、二人で乾杯をした。

回りの女の子達が
チラチラと伊織を見ている
これだけのイケメンだ
致し方ない

それからは、伊織の愚痴をきかされる

仕事が忙しい中 時間を割いて
デートしているのに
1、2分遅れても
遅いだの、待たせるなんて
と、言う

普通に歩いているのに
置いていくだの、優しくないだの
と、言うんだよ
と、愚痴、愚痴・・・

私は、少しでも伊織に早く会いたいから
だよ、とか
伊織と一緒に歩きたいんだよ
可愛い人なんだね、と言うと
「うん、可愛いんだ。」
と、ニヤニヤする伊織に
悲しみがいっぱいになるが
伊織の背中をポンポンと
叩くと
「痛いな、まったくお前は女か?」
「はぁ?
悪かったわね、男みたいな女で。」
と、言うと
「あはは、
だけど、莉央が女、女していたら
気持ち悪いか。」
と、平気で言う伊織に
情けなくなってしまい。
「明日、仕事あるし
     そろそろ帰るわ」
と、言うと
「まだ、いいだろ」
と、座らされたから
「伊織、もうやめたら
酒強くないんだから
彼女呼んで連れて帰って貰いなさいよ。」
「だめだめ、遅くに迎えに越さすなんて
なんか、あったら心配だから」
という伊織に
私は、心配の対象にも
ならないんだと涙が出そうになり
トイレと言って席をたった。

戻ると、ピッチ早く飲んでいた
伊織は、テーブルにうつ伏せていた

だから言ったのに・・

伊織は、酒に弱いわけではないが
私よりは、かなり弱くて
毎回、私が面倒をみる

「マスター、会計お願いします。
ほら、伊織帰るよ。」
「莉央ちゃんも大変だね。
気をつけて帰ってね。」
と、マスターに言われて
伊織の脇の下に入り
タクシーに乗り混む
伊織のマンションにつくと
気持ち悪いと言う伊織に
タクシーを待たせる事が出来ずに
帰ってもらい
伊織を道路脇に連れていくが
部屋まで持ちそうかときくと
コクンとするので
7階に上がり、伊織のマンションの
鍵を伊織のカバンから
取り出し開けて入る。
カバンのどこに鍵があるか
もう、毎度、毎度の事だから・・・

伊織をソファーに座らせると
「はく!!」
と、言うので
トイレに連れていき
ドアを閉める。
少ししてドアを開け
水の入ったコップを渡し
口をゆすがせてから
コップを邪魔にならないとこに
置いて、伊織を連れてベッドに運ぶと
「脱がせて!」
と、言う伊織に
はぁ、と思いながら
ネクタイを取り
スーツを脱がせて、
ワイシャツも脱がせる
上下、下着のまま
上から布団をかけて
トイレの中とコップを片付けた。

私だって、飲んでるのに
酒に強くなければ
私が伊織に面倒みてもらっているのかな
それは、ないか
と、改めて惨めになりながら
寝室に行き
「伊織、私、帰るよ。」
と、言うと
「水」
「はいはい」
と、水を持っていくと
スースー寝息が聞こえたが
せっかく持ってきたから
「伊織、水いいの?」
「う~ん、のむ~」
「じゃ、ほらっ」
「だるい、飲ませて」
「いやだよ、私莉央だよ
彼女じゃないよ。」
彼女の名前もしらないけど
「りおっ、飲ませて」
と、言って聞かない
もぅ、やけだと
酔いの勢いもあり
水を口に含み
すぐに伊織に飲ませる
口から顎に流れる水が
妖艶に光る
「まだ」
と、言われて
また、同じ動作を繰り返すと
伊織に後頭部を押さえつけられて
深くキスをされ
胸を叩いたり、押したりするが
びくともしない
何度も伊織からキスをされ
伊織の舌に舌を絡めとられる
だんだん、息も上がり
頭が真っ白になり
酔いもありふわふわに感覚
意識がうっすらしてくると
「ウッ‥‥ハ‥‥ァン‥‥」
「クウッ‥‥フ‥‥ウン‥‥」
伊織自身が入ってきて
突き上げる
何度もいかされて
果てて二人とも寝てしまった。
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