シュガーレスでお願いします!
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前日の予報通り、結婚式当日は晴れだった。
私は朝からバタバタしていた。
バイキング形式の朝食を存分に堪能する間もなく、結婚式の準備に取り掛かる。
専属のヘアメイクさんに丹念にメイクを施してもらい、髪をコテで巻き、丹念に結い上げる。
ウエストラインを引き締めるための専用の下着が身体に食い込んで痛いが、一生に一度のことだからと我慢する。
そのかいあって、マ―メードラインのハートネックのウェディングドレスはちょうどいい塩梅で着こなせたと言える。
多大な苦労を強いられる新婦とは対照的に、新郎はタキシードを着て、自分で髪を整えるだけなんだからなんてラクチンなのだろう。
結婚式は花嫁のものとは言うけれど、ちょっとくらい花婿側にもこの苦労を分けてやりたい。
「準備できた?」
「いちおう……」
朝から2時間かけてすべての支度を終えた私は、ハイビスカスで出来たブーケを片手で持ち、残った手でウェディングドレスの裾を引き上げながら、慶太の前におずおずと進み出た。