シュガーレスでお願いします!
ずっとうやむやにしていたけれど、今日こそは真相を問いただす必要があるのかもしれない。
「あ、まだ起きてたんだ?」
慶太は新婚旅行から帰ってきて間もなく、クリスマス商戦に向けて深夜に帰宅することが多くなった。
いつもは先に寝るのだけれど、今日はソファに座り慶太の帰りを待っていた。
「今日は迎えに行けなくてごめんな」
「ううん、大丈夫。上野先生と君島さんが家まで送ってくれたから」
食事は外で済ませてきたという慶太に、温かいお茶を淹れダイニングテーブルの上に湯呑を置く。
ダイニングチェアに座りお茶を啜る慶太に私は静かに話を切り出した。
「君島さんから聞いたんだけど、今月は新作のケーキ出してないんだって?」
慶太はしまったとあきらかに苦い表情になった。
「単刀直入に聞くけど、この間1週間も家を留守にしていた時、soleilで何してたんだ?」
「それは……」
気まずそうに口ごもられると、よほど後ろめたいことがあるのかと邪推したくなる。