シュガーレスでお願いします!
「きょ、今日は早かったんだな」
「冷蔵庫の入れ替え作業があるから、今日はもともと早仕舞いの予定だったんだ。比呂を驚かせるつもりで黙ってた」
「うん、びっくりした」
何かがおかしいと感じつつもスルーして、エレベーターに乗る前に回収したポストへの投函物を確認していく。
例のケーキの宅配日時を土曜日の午後に指定していたので、不在お届け票が投函されているはずなのだが……見つからない。
(おかしいな……まだ宅配されていない?)
配送センターに電話しようかと考えたその時、慶太がソファから立ち上がり不在お届け票を私に見せたのだった。
「探し物はこれ?」
「あっ!!」
「それともこっち?」
慶太はそう言うと、冷蔵庫から例のケーキを取り出し、ダイニングテーブルの上に置いたのだった。